ツアー最初に訪れたエリアは芦屋市茶屋之町。ここは芦屋市の中でもきれいに整備されている街で、カフェやパン屋をはじめ、個人経営のこだわり店が点在するエリアです。まずは「come come(カムカム)」さんでランチをいただきました。
丹波篠山産の米や野菜など、兵庫県産の素材にこだわったご飯屋さんで、特にお子さん連れのお母さんに人気のお店です。食事が出てくるまでは、それぞれ自己紹介をしながら芦屋の魅力について話をすることに。「”芦屋といえばお金持ちの住む街”というイメージしかないです…」というコメントもあったので、私の芦屋ライフも含めて市民の視点で、「決してお金持ちだけが住んでいるわけではなく、こだわりのお店が多い、この茶屋之町のように”生活の質”にこだわっている人が多いんです」といった話をしました。
ランチ後は、すぐ隣にあるカフェ「TORREFAZIONE RIO」さんへ。こちらは「野菜や果物と同じようにCOFFEEを売ってます。」というこだわりを持ったオーナー八木さんが、オーガニックなコーヒーライフを提案するスペシャルティコーヒー店です。私はコーヒーが好きなこともあり、よくこちらでコーヒーや豆を購入しています。
食後のコーヒーを各自注文した後は、そのコーヒーを片手に茶屋之町を散策しながら、材木屋がプロデュースする工房家具のお店「Jクオリア」さんへ向かいました。
本物の木の良さと丁寧なモノづくりの質感を伝えたい、という思いでお店を運営なさっていて、別の場所にある工房で作ったオリジナル家具だけでなく、セレクトされた家具などを展示・販売されています。実際に手に取って木のぬくもりを感じることもでき、とても温かい空間でした。
「Jクオリア」さんから3分ほど歩き、次はお菓子と絵本のお店「efuca.」さんへ。お菓子作家・絵本作家として活動されているイトウユカさんが運営されているお店で、絵本から飛び出してきたような、見ているだけで楽しくなるお菓子がたくさん展示されています。ツアー参加者の方は、お菓子の写真を撮影するだけでなく、イトウユカさんと、お店を出された経緯や、普段の活動内容についても話し込んでいた様子です。
そして、茶屋之町エリアの最後に訪れたのは「スペースR」さん。この日は、常設の雑貨スペース以外に、ギャラリースペースでオリジナルの靴や靴下が展示販売されていました。こちらを利用されていた方は靴の街である神戸市長田区の方で、足元へのこだりついてお話を伺うことができました。
今回訪問したお店はどこもオーナーの方のこだわりがギュッと詰まっている個性的なお店で、2時間という短い時間でしたが、これまで参加者のみなさんが持たれていたイメージとは異なる、芦屋の一面も感じてもらえたのではないでしょうか。
(加藤裕介)