ー毎日、淡路島。ー #2 食がすごい、淡路島!

淡路市に住む時友真理子です。淡路島の子育て事情などを含め、我が家の「デュアルな暮らし」を綴っていきたいと思います。

こんにちは、淡路市に住む時友真理子です。2016年に東京から淡路市に移住し、私は子育てをしながら自営し、夫は会社員として毎日淡路市からバス通勤で神戸に通っています。淡路島の子育て事情などを含め、我が家の「デュアルな暮らし」を綴っていきたいと思います。連載の第2回目は、淡路島の食生活について話をしたいと思います。

毎日淡路島_#2 食がすごい、淡路島!

「淡路島に移住します」と周りの人に報告したとき、たいていの人は「ああ、オリーブで有名なところね」と返してきました。
違います。それは小豆島です。瀬戸内海にある島という意味では同じですが、正直、全然違います。淡路島の大きさは小豆島の6倍。シンガポールと東京23区とほぼ同じ。人口は15万人もいるのです。

それでもたまに、「ああ、あの淡路島ね!」とすぐにわかってくれる人もいました。でもこのタイプの人たちが次に言うことは、ほぼ100%決まっています。
「玉ねぎが美味しくて有名だよね!」

違うんです。いや、合っています。でも、違うのです。

淡路島=玉ねぎ。こう言われると、「いや、違うんだ。淡路島には他にもたくさん美味しいものがあるんだ!」と半ば怒りに似た感情を抱きながら熱弁をふるいます。あんまり皆聞いてくれませんが。まあ、食材が豊かだという魅力って伝わりにくいですよね。プロの料理人とか、よほど食い意地が張っているタイプじゃないと、熱弁されたってアンテナは立たないかもしれません…。

誤解のないよう言っておきますが、玉ねぎは、勿論美味しいです。変な話、別に有名でもなんでもない農家さんのものでも、よそで普通に売っている玉ねぎに比べたら格段にうまい。でもね、「淡路島=玉ねぎ」という図式にはいまだにしっくりきません。本当に、いろいろ、他にも美味しいものがあるんです。

例えば、普通の野菜たち。東京に住んでいた頃、友人が淡路島の産直で買ったというきゅうりをもらって食べて、それが美味しすぎてびっくりしたことを今でも鮮明に覚えています。これが普通のこととして育った人たちがいると思ったら、すごく羨ましくなった。淡路島に住みたいと真剣に思った瞬間のひとつです。しかもだいたい1つ(1束)100円前後で買えます。じゃがいもだって里芋だってコリンキーだってあります。ちなみに、玉ねぎ以外のネギ類も、かなり美味しいです。ネギ類全般苦手だった私は淡路島のおかげでネギ類が好きになりました。

野菜を買うのはフローラルアイランドか、八百屋さんのやま高か、コーナンの産直館。近所の方にいただくことも多いです。

野菜を買うのはフローラルアイランドか、八百屋さんのやま高か、コーナンの産直館。近所の方にいただくことも多いです。

そして、肉。淡路牛や淡路鶏、雪姫ポークにいのぶた。

肉全般は新谷ビーフさんで買うことが多いです。
基本的に注文制ですが、 ホルモンも手に入ります。運がよければ、注文で余った分を鮮度の高いうちに 
冷凍したA5の淡路牛のテールなんかが置いてあることも!

 

志筑のイオンにある新谷ビーフさん。「島コロッケ」もつい買ってしまう…

東浦のスーパーキンキは、淡路鶏の色々な部位が買えて便利。セセリと砂ズリが我が家の定番。

加えて、魚と海苔。その日の朝に漁師さんが捕ってきた魚が午後からお店に並びます。夏と秋の鱧、春の小エビ、2月の生わかめ、ウニ、平貝、etc…

 

更に、果物。
京都の料亭や関西の高級果物店に行ってしまうので、淡路島以外の一般家庭にはあまり知られていないかもしれませんが、びわが名産です。いちじくも産地です。いちご、ぶどう、夏みかん、はっさく、さくらんぼ、みかん、レモン、スイカ、最近知名度が上がってきている鳴門オレンジ、etc…

完全無農薬レモンなども。皮まで安心して使えます

最後に素麺と牛乳と卵とはちみつと塩。実は素麺も昔からの名産品なのです。南あわじ市に行くと、老舗の素麺屋さんがしっかり残っております。卵は有名な北坂養鶏場や淡路菊水ファームの卵はもちろんのこと、平飼いの有精卵も産直などで手に入ります。蜂蜜は日本蜜蜂を扱っている方々が多く、かつ砂糖水を飲ませていないタイプのものも手に入ります。お塩は昔ながらの製法で作られたおのころしずく塩や藻塩が有名です。

都市だと高級スーパーに置いている淡路島牛乳もこちらではコンビニで手に入ります。

うちでいつも食べているのは厳選された素材でつくられた平野製麺所の「うずしおの華」。

おまけはパクチーやバジル、にんにくだって淡路産が手に入ります。

あと、四国が近いので、高知のしょうがやすだち、日向夏や小夏、徳島の鳴門金時、香川や愛媛のミカンなんかも手軽に手に入ります。

「こんな新鮮で豊富な食材で暮らせるなんて!」と、この淡路島の日常にひかれて私たちは移住の歩みを進めました。これを「贅沢!」と思えるあなたは、自分で思うよりもずっと淡路島に合っているかもしれません。

この暮らし体験のナビゲーターについて

時友 真理子

2016年3月に東京の中目黒から淡路市へ夫婦とセキセイインコの3人家族で移住してきました。その1か月後に長男を授かり、現在は島での子育てを楽しむ日々を送っています。

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