【お正月~都市編~】手作りの淡河えびす祭り

島&都市ショートコラム。今回のテーマは「お正月」。神戸の里山に暮らして年が明けたなと感じる瞬間は、毎年10日に行われるえびす祭りです。

神戸の里山に移住して4年。年末年始の動きがだんだん固まってきました。私は地域の消防団に入ったため、26日~31日に年末警戒というのに参加します。20時~24時まで地元の公民館に集まり、火の用心などに周ります。

ここに3日間ほど参加するため、年末は眠気に襲われながら過ごすことになります。そし
て年が明ける正月に神戸空港から実家へ。こんな感じで毎年の年末年始が過ぎ去ります。

そのため、今住んでいる農村で年が明けたなと感じる瞬間は、毎年10日に行われるえびす祭りです。十日戎とは、1月10日前後に商売繁盛の神として親しまれる、戎(恵比寿)神(えびす様)を奉り、商売繁盛を願うものです。地域のメンバーで2015年に淡河宿本陣跡という陣屋の改装が始まってから、えびす神社もこちらに移築し、毎年1月10日にえびす祭りを開いています。

神戸里山のえびす祭り

まだ夜が明ける前の猛烈な寒さの6時頃に本陣に集合。ぴりっと引き締まった空気が心地よいのです。

それから7時を過ぎ8時を過ぎ、お参りにみなさんがやってきます。吉兆などを買い求め、火の回りで身体を温めながら雑談。夕方までこんな時間が続きます。

1日中外にいるのでとても寒いですが、とても好きな時間です。
また今年もしっかり仕事をしようと思いました。

この暮らし体験のナビゲーターについて

鶴巻耕介

お住まいのエリア:神戸市北区
職業・所属など:つるまき農園 園長

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