【地域活動~島編~】地元で収穫した二八蕎麦が人気の「そばカフェ生田村」風味の良さで年間1万人が訪れる

蕎麦の栽培、加工からそば打ちの技術向上まで、地域の人々が力を合わせて営業する「そばカフェ生田村」の紹介です。

風光明媚な里山の棚田が広がる生田地区。その中心的な場所に「そばカフェ生田村」という蕎麦の人気店があります。開業から8年、開設以来、土日祝日のお昼前後だけの営業にもかかわらず年間1万人もの方々が訪れます。

花を見ることから始まった蕎麦栽培

生田地区では13年前から蕎麦の栽培が手掛けられました。当初は景観を整備するため、そばの花を見ることが目的で栽培されましたが、収穫したところ、その風味の良さが関係者を驚かせました。

そばと河内神社

最初はそばの屋台から始まり、8年前に保育所跡をリノベーションして「そばカフェ生田村」の営業を開始。多くの方々から高い評価をいただくようになりました。蕎麦は集落の全世帯が参加して栽培して加工、そば打ちの練習を重ね地域の人々が力を合わせて営業しています。

「挽きたて、打ちたて、湯がきたて」にこだわる

地元で収穫した蕎麦を直前に粉に挽き、来られるお客様の人数に合わせて蕎麦を打つ。「挽きたて、打ちたて、湯がきたて」を徹底してそばを提供しています。心地よいコシの強さの二八蕎麦が高く評価され、通の方が何度も来られるというのも特徴です。神戸市垂水区から神戸淡路鳴門自動車道・北淡インター経由で僅か30分の場所ですが、日本の原風景が広がる自然環境も、都市部の皆さんにとって魅力のようです。

棚田風景

出汁は鰹をベースに、砂糖、醤油、みりんで関西風を意識して甘めに仕上げています。また、地元の野菜をたっぷり使い、ヨモギ、ちりめんが隠し味のかき揚げ天婦羅、淡路島特産の玉葱と豚バラを使った玉葱せいろ、合鴨農家と連携した鴨せいろ、平飼い鶏の卵かけご飯などなど、地元産品をふんだんに使ったサイドメニューも人気です。

天ぷらそば定食

「そば打ち体験」に家族連れの歓声

「そばカフェ生田村」では「そば打ち体験」も人気があり、多くに家族連れやカップルが歓声をあげて楽しんでいます。体験される方が年間800組というから驚きです。

そば打ち

人気の秘密は地元産の風味のある蕎麦粉と、職人がやるのとほぼ同じ体験ができ、出来上がったそばはその場で湯がいて食べることができることです。体験は1鉢2名から5名まで可能で試食時にはサイドメニューも追加注文できます。

 

そばカフェ生田村 http://ikutamura.web.fc2.com/

この暮らし体験のナビゲーターについて

田村伊久男

お住まいのエリア:淡路市
職業、所属など:生田地域活性協議会事務局長、そばカフェ生田村責任者

詳しいプロフィールはこちら

その他カテゴリーの記事をみる