【これなんだ~島編~】洲本の町中にひそむ不思議な石像

島&都市ショートコラム、今回のテーマは「これなんだ」。洲本の町中に潜む不思議な石像。いったいこれなんだ?!

洲本の町中にある交差点に不思議な石のモニュメントが設置されています。花壇の上にポツンと置かれた石像。近寄ってみてもなにか分からない。丸く白い山の上に黒いお茶碗が乗ったような形。これはいったい。。。

正解はなんと狸のお腹!お腹がパンパンに膨れて横たわった狸。そのお腹にはちょこんと盃(はい)がのっています。洲本には八狸という伝説があります。その昔、洲本を舞台に活躍していた八匹の狸たちの伝説。芝居の神として知られる柴右衛門(しばえもん)を筆頭に、愛敬のある狸たちの石像が、それぞれのゆかりの地にたたずんでいます。そしてこの狸は、桝右門(ますえもん)。酒が大好きな狸で、夜の城下の安全を守り、酒に酔って絡む者や乱暴者を、大入道に化けて懲らしめた水商売の神様だそうです。洲本の町に呑みに行くときは、桝右門のお腹をなぜなぜしていくとご利益があるのもしれませんね。

この暮らし体験のナビゲーターについて

富田祐介

お住まいのエリア:洲本市
職業・所属など:企画者・シマトワークス代表

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