「デュアルな暮らし特別体験ツアー 子育て・スタートアップコース」レポート 「阪急芦屋川エリア散策&ランチ」

子育て・スタートアップコースの初日をナビゲートした河口です。小学校や子育てセンターの視察をすることで見えてきた「リアルに芦屋で暮らす」ということを2本の記事に分けてレポートします。

子育て・スタートアップコースの初日をナビゲートした、芦屋に暮らしてもうすぐ30年の河口です。参加して頂いたのは豊かな自然の中でしっかり子育てしたいご家族と起業や新しく何かにチャレンジしてみたい方6名とお子さん2名。全国屈指の高級住宅街として知られる芦屋市ですが、実際に暮らしてお店を営んでいる人たちのお話を伺ったり、小学校や子育てセンターの視察をすることで見えてきた、「リアルに芦屋で暮らす」ということを2本の記事に分けてレポートします。

 

ランチでびっくり。芦屋の給食の実態を知る!

ツアー最初のガイダンス終了後、オステリアジラソーレにてランチです。私はここから合流しましたが、既に打ち解けたムードで参加者同士の会話も弾んでいい感じ。

「え!こんなに美味しいものを小学校の給食で?羨ましい!」

芦屋の給食は日本一美味しいという口コミが最近ネット上で話題になりました。美味しさの秘密は、小学校ごとに給食室があり、学校ごとにレシピを考えて、毎日手作りにこだわった美味しい給食がつくられているから。その上、芦屋の有名シェフとのコラボも行われています。オステリアジラソーレさんもそんな試みに協力しているお店です。今日のメニューは実際に子どもたちも食べた「給食メニュー」を再現したプレートランチでした。

<本日のメニュー>
Antipasto
明石のタコのマリネ、ナポリ風ブロッコリ―と玉ねぎのサラダ
Pasta
スルメイカのルチャーナ風 タッコッツェ
Secondo
極み豚肩ロースと白いんげん豆スペッツァティーノ
Dolce
かぼちゃのプリン
Caffe
エスプレッソコーヒー、または カフェマッキアート

芦屋の給食メニューをもっと知りたいという方は、「芦屋の給食オシャレな街のおいしい献立」という本も出版されていますのでぜひどうぞ。

 

阪急芦川駅を散策

ランチ終了後は、阪急芦屋川駅に移動して芦屋山手サンモール商店街を散策。お店だけでなく普通の住宅も混在しているちょっとクラシカルな商店街です。参加者からは「意外と地味」「もっとブランド物でキラキラの街並みだと思ったのに」といった声が。そうです。メディアなどでとりあげられる芦屋のイメージとのギャップにみんな驚くと言われる阪急芦屋川駅。でも、さりげなくこんな文学的な建物もあるところが芦屋クオリティかも。

谷崎潤一郎の「細雪」の櫛田医院のモデルとなった重信医院。現在も開業されています。

商店街を散策しているうちに、参加者のみなさんも芦屋で暮らすというイメージが湧いてきたようで、不動産屋に貼ってある物件情報に全員がかけよって注目(笑)意外と安いかも?との声も。

阪急神戸線「芦屋川」駅の北口から、西方向へ伸びる芦屋山手サンモール商店街の歴史は古く、阪急神戸線が開通した大正時代にさかのぼります。最近は若いオーナーのハイセンスなお店もちらほら出現していますが、三代続く老舗が何軒もあることからも地元民に親しまれていることがわかります。そのうちの一軒である老舗の和菓子屋さん「御菓子司杵屋豊光」に入りました。店内は美味しそうな和菓子でいっぱい。「細雪」という商品もあります。3代目のご主人に「芦屋に住んでいる人ってどんな人と思っていますか?」と質問してみました。

「本物を知っている人たちが集まっている街ですね。そういう意味では生半可な気持ちで商売はできないと身が引き締まります。給食などにも提供していますが、子どもは大人より鋭いので怖いですね」

最近は和菓子でも安価なものが沢山ありますが、幼いころから本物に触れて育つことで、まがい物と本物の違いを見分ける目を養うことができるというところに、芦屋らしさを感じました。お土産に和菓子を買って、散策を続けます。昔ながらのスタイルの魚屋さんをみつけました。オーナーは商店会の会長も務める大橋さん。街の活性化にも取り組んでおられます。子どもたちの魚嫌いをなくすため、高校生とコラボして商品開発も行っているそう。

「今、芦屋では各地域やグループで沢山面白い活動が始まっているので、これから芦屋に住む人もコミュニティに入りやすいのでは。ぜひ、芦屋に来てください。大歓迎ですよ♪」

 

自然豊かな芦屋河畔

商店街散策後は芦屋川河畔を散策しました。住宅街の中に流れているのにカワセミを見つけることが出来たり、ホタル、アユ、モクズガニなども生息している綺麗で自然豊かな川です。

子育て真っ最中の参加者からは、「芦屋は住宅地だと思っていたけれど、六甲山に気軽に遊びに行けたり、芦屋川で川遊びもできるなんてびっくり! 自然が豊かでいいですね」

散策を終えた後、皆さんからは「高級住宅街というよりも本物志向という言葉が似合いますね」「豊かな暮らしができそう」といった感想を頂きました。今回は1時間程度の短い散策でしたが、自分の足で歩く、地元の人と話す、ということから、メディアなどで紹介されている芦屋のイメージだけでなく、「芦屋で暮らす」ことを実感できたのではないでしょうか。

オステリアジラソーレ
http://www.o-girasole.com/

御菓子司杵屋豊光(食べログ)
https://tabelog.com/hyogo/A2803/A280302/28020870/

 

この暮らし体験のナビゲーターについて

河口紅

お住まいのエリア:芦屋市
職業・所属など:NPO法人さんぴぃす理事長

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