芦屋・働くオンナの寄り道ライフ~ヒミツのお店で一人飲み~ Vol.5

芦屋在住の働くオンナ、寄り道歴30年の波佐本麻里が本当はヒミツにしておきたい、おすすめの一人飲み店をご紹介します。

Vol.5 本通り商店街と鳴尾御影線の交差点
「Bar karma(バーカルマ)」

大人の女1人ちょい飲み、最後の仕上げはバーのカウンターでしょ?

芦屋市内にはあちこちに素敵なバーが点在しています。
最寄りの駅から自宅までの間に、どこか一つ行きつけのバーができたら、それは大人の女として認められた証拠。なぜならバーでの1人飲みは、1人飲みであって1人飲みではないからです。つまり、お店のマスターや隣り合わせたお客さん達と良い関係性が保てる1人飲みができてこそ「お客さん」になれるからです。

バブル世代を生きた女としては、シティホテルや都会の繁華街のバーで飲むなんて経験は存分にあるわけです。関西を代表する北新地、心斎橋なら鰻谷あたりへ良く行ったものです。だからバーで飲むこと自体は抵抗が無いのですが、地元のお店に1人で行くとなるとちょっと気遅れしてしまいます。このお店もそうで、数年前から知ってはいたものの前を素通りしていました。業と書いてカルマと読む店名も何か意味深で、私としたことがちょっと怖気づいてしまっていたのです。

しかし、不思議なことに行ってみたいなと思っていると、その機会が突然やって来ました。ワイン会で出会った女性がカルマのマスターと知り合いだったことから、紹介してもらうかたちで行くことができたのです。もつべきものは酒飲み友達、ですね!

店内はシティホテルのバーにも劣らない大人のムード。落ち着いたダウンライトと、ちょっと和風な感じの内装。カウンターが8席と4~6人席の個室があり、10人ちょっとで満席になる小さなお店です。早い時間はわりと空いていますが、遅めの時間になると満席の時が多いです。

カウンターには季節の果物が置いてあります。これらを使ったフルーツカクテルをはじめ女性好みのカクテルメニューが充実しています。小腹が空いた人にはカレー、パスタ、うどんなどのフードメニューもあります。

格子を開けるとさまざまなお酒のボトルがずらりと並んでいます。左サイドの棚にもボトルが同じように並んでいます。

やはりバー飲みならお願いしてみたい、オリジナルカクテルのオーダー

マスターに「さっぱりしたの」とか「ガツンとくるやつ」と伝えてオリジナルのカクテルを作ってもらえるのがバーの嬉しいところです。大人の遊び方の一つですね。「強めだけどサッパリ飲めるのを」と頼んだら、オレンジ色の綺麗なカクテルが出てきました。

華麗なカクテルシェイク、熟練の技です。

グレープフルーツ+ウオッカ+リキュールで作られたカクテルは、その日の私の気持ちと味覚にバッチリ合っています。これは飲み過ぎると危ない! ちょっと物足りないけれど、今夜は1杯だけにしておきましょう。

最初のとりあえずビールは知っているけど、〆は何が良いか知っていますか?

最初に飲むのは「とりあえずビール」が多いかと思いますが、「〆は〇〇」と決めている人はあまりいないかもしれません。私の場合は「〆にはジントニック」です。だからいつも最後に飲むのはジントニックです。シンプルだからこそ作る人の個性が出るのがこのお酒の特徴。ジントニックを飲めばそのお店との相性がわかると言ってよいほど奥が深いお酒なのです。

カルマのジントニックはとても美味しいです。

オリーブの盛り合わせ(650円)・生ハム(1050円)。

生ビール(650円)
生ビールグラスにはカルマのロゴが入っています。

ご近所バーのカウンターで地域の情報交換

最近1人飲みをする人で始終スマホと見つめ合って、周囲を見ない人が増えて来ていますが、せっかくバーで飲むならやはりマスターとお話をしたり、お隣さんと程よい距離感でご挨拶や会話をしたりと、交流を大事にして時間を過ごしたいものです。

カルマの場合、ご近所のお客さんが多いので、私の知らない芦屋市や町内の話題が聞けたりします。日中、他所で働く者にとって地域コミュニティを形成するのに、こういうバーがあるのはとてもありがたいことです。
開業14年目のカルマさん。これからも女性が1人でも安心して飲める隠れ家バーであって欲しいものです。

Bar karma
https://www.facebook.com/karma.ashiya/

この暮らし体験のナビゲーターについて

波佐本麻里

お住まいのエリア:芦屋市
職業、所属など:会社員&週末起業家

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