【農業~都市編~】くだる酒はうまい?

島&都市ショートコラム。今回のテーマは「農業」。神戸市の北部にある北区淡河町では、こんな作物が作られています。

私の住む神戸市北区淡河町と言えば、新テッポウユリやチューリップの花が有名です。淡河で作られるユリは花が上向きに咲くという珍しい品種で、全国各地に出荷されています。

またこのあたりの地域は粘土質の土で、昔からうまい米ができると言われています。食用米をはじめ、酒米である「山田錦」の産地としても知られています。
酒造メーカーの社長とお話させてもらった際に聞いた話ですが、江戸時代、こちら(関西)の地域で作られた酒はとても美味しく、江戸に「下る」酒はうまい、江戸の近くの「下らない」酒はあまり美味しくないというところから「くだらない」という言葉ができたとかできなかったとか。

私も米を作っていますが、淡河の土のおかげで毎年美味しい米ができ、知り合いにも「あんたのとこの米うまいな。」とよく言ってもらえます。耕作面積があまり広くないので市場に広く出回っていないのですが、神戸市北区のお米、ぜひ発見した際にはご賞味ください。

この暮らし体験のナビゲーターについて

鶴巻耕介

お住まいのエリア:神戸市北区
職業・所属など:つるまき農園 園長

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