【ソウルフード〜島編〜】あま〜い誘惑、「ピンス焼き」

もし、「屋台で買うなら」の統計を淡路島限定で取ると、ダントツはコレではないでしょうか。

みなさん、屋台で買ってしまう食べ物といえば何ですか? ソースじゅうじゅうのたこ焼きや、焦げ目が香ばしい焼きとうもろこし、真っ赤で可愛いりんご飴などは全国的にお馴染みですよね。でも、もし「屋台で買うなら」の統計を淡路島限定で取ると、ダントツはコレではないでしょうか。

そう、「ピンス焼き」!!

ドロッとした液体をまあるい楕円型の鉄板に流し込んでしばらく待ち、黄金色に焼き上がったらポンッポンッと串で弾いて紙袋の中へ。卵たっぷりのカステラのようなあま〜い香りは、もうたまりません。帰って食べようと思っていても、ついつい手が伸びて袋をカラにしてしまいます。

「それってベビーカステラのことやん」。と島外の方は思うでしょう? 移住2年目の私も食べるまではそう思ってました。でもこれが、ぜんっぜん違う。

はっきり言って、見た目では区別がつきません。違うのはその中身。ベビーカステラは中までしっかり焼きあがっていますが、ピンス焼きは半熟のクリーム状でトロっとしているんです。外はカリッと香ばしく、中はトロっと舌に広がるこのギャップがとっても美味しい。隠し味にはお味噌が使われていて、ただ甘いだけではない大人からも愛される奥深さを感じます。

これが淡路島の屋台の定番。島民人気ナンバーワン(私の推定)のソウルフード。人気店の屋台ではなんと数時間待ちの長蛇の列ができることもあるそうです。初詣や夏祭りはもちろん、イベント会場やスーパーの店先でも屋台を見かけるので、淡路島めぐりの目的のひとつにぜひ加えてみてくださいね!

この暮らし体験のナビゲーターについて

ウエダシホ

お住まいのエリア:洲本市
職業、所属など:デザイン&コピー

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