「デュアルな暮らし特別体験ツアー こだわり島暮らしコース」レポート 古民家カフェでいただく“淡路づくし”の贅沢ランチ

島&都市デュアル 暮らしツアーズの「デュアルな暮らし特別体験ツアー」の1日目、淡路島のコースの一部を島に移住して1年の暮らしナビゲーター、藤本が2本の記事に分けてレポートします。

洲本市にある「農Cafe 八十八屋」は、“淡路島で採れた野菜をたくさん食べられるお店”として、地元民ならず、島外からも多くの観光客が訪れる、人気の古民家カフェです。若手農家と連携し、市場ではなかなか見ることのできない珍しい野菜も数多く提供しています。

看板メニューの「八十八屋ランチ」では、その野菜をメイン料理としてたっぷりといただくことができ、キレイに盛り付けられて出てくる鮮やかな野菜たちは、まさにフォトジェニック。思わず写真を撮るお客さんが多い、“インスタ映え”の一品です。また、季節ごとに変わるスイーツにも島の野菜がふんだんに使われ、ティータイムもお客さんが絶えない、予約必須のお店です。

外の景色を眺めながらの食事が楽しめる、人気の縁側席

古民家を改築した、大正ロマン漂う店内は、webデザイナーとしても活躍するオーナー・延原直樹さんのセンスが光ります。温かみのあるアンティーク調の椅子に座り、四季折々に景色が変わる田園風景を眺めながらの食事は、思わず時間を忘れてしまうほどの贅沢な空間です。

やさしくゆっくり、語りかけるような延原さんのお話を、真剣に聞く参加者メンバー

こだわり島暮らしツアー、記念すべき一軒目の八十八屋では、普段はお忙しくなかなかお会いすることのできない“貴重キャラ”、オーナー・延原さんのご挨拶からスタート。延原さんは、淡路島で飲食店を営まれるご両親の元で生まれ育ち、自身でもお店を持つため、大阪や東京で10年間、さまざまな飲食関係の仕事をされてきました。また、お店を持つためには料理だけでなく「宣伝力」も必要だと考えた延原さんは、その後も2年間、広告代理店でそのスキルを培い、Uターンで淡路島へと戻って来られました。そして、奥さまのご家族がカフェとして運営されていたこの場所を受け継ぎ、「生産者と消費者をつなぐ」をコンセプトに、念願の八十八屋をオープン。可能な限り淡路島の食材を使ったメニューに“淡路島の食が持つポテンシャルの高さ”を込めながら、一食に関わる全ての人達の想いを、伝えられています。

珍しい名前の野菜がたくさん乗った、農園プレート(スペシャルランチバージョン)

今回いただいたメニューは、ちょっと贅沢な「スペシャルランチ」。淡路島の玉ねぎがたっぷり入ったスープに、一口サイズが嬉しい前菜の盛り合わせ、そして八十八屋に来たからには食べずに帰れない!野菜がたくさん乗った、“農園プレート”。クリーミーな自家製バーニャカウダソースと、五色の海水を焚いて作られたおのころしずく塩、淡路島の名物、かわばた味噌につけていただきます。さらにメインは淡路牛のたたきと、まさに“淡路づくし”のフルコース。一品ごとに、歓声が起こりました。

一つ一つの料理が出てくるたびに、驚きと笑顔が溢れます

“初めて聞く”名前の“初めて食べる”野菜に、大満足のみなさん!良い顔してます。お腹だけでなく心も満たしてくれる食事は、人と人とを繋ぐ立派な“コミュニケーションツール”なんだと、皆さんの美味しそうに食べられる姿、笑顔、盛り上がる会話を聞きながら改めてそう実感し、なんだか取材をしていた私まで満たされたランチタイムなのでした♪

「農カフェ八十八屋」
https://ja-jp.facebook.com/noucafehachijuhachiya/

記事:藤本沙紀

 

 

この暮らし体験のナビゲーターについて

藤本沙紀

お住まいのエリア:洲本市
職業・所属など:紡ぎ屋(プロデューサー/ライター)

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