【教育移住コース】島&都市デュアル スペシャル体験モニターツアーレポート後編

「環境を選んで子育てがしたい」という皆さんにデュアルな暮らしの一部を体験してもらう一泊二日のツアーが開催されました。その模様を2回に分けてレポートします。今回は後編です。

2018年12月1日(土)から2日(日)にかけて「島&都市デュアル スペシャル体験モニターツアー」が開催されました。ツアーは「スタートアップコース」「こだわりモノづくりコース」「教育移住コース」の3つ。今回はその中から「教育移住コース」についてレポートします。各地から集まった「それぞれの家庭の事情や考え方に合った環境を選んで、しっかり子育てがしたい」と考える4組の参加者の皆さまには、神戸市・芦屋市・淡路市・洲本市の地域の方々や、移住を経験された先輩との触れ合いとアクティビティを通じて、このエリアで暮らす「リアル」な価値を体験していただきました。新神戸駅に到着後、芦屋市と神戸市でそれぞれのまちの姿を体感した皆さんは、明石海峡大橋を渡り、淡路島へ到着しました。

淡路島で一日の疲れをいやす

芦屋市と神戸市を堪能した参加者の皆さんは、神戸から30分ほどで淡路島に到着。いったん宿泊先の「ウェスティンホテル淡路」にチェックインした後、窓一面に海が広がる絶景スポットにある「パタジェ ウミソラ」さんをお借りしての交流会に臨みました。
この夜のお料理を担当してくれたのは、神瀬 聖(しんせ さとる)さんが主宰する「食のわ」。淡路島の食材を主役に使い、味つけや、食感、見た目などで、変化をつけていくことを意識してお料理を提供しているとのこと。この日のメニューは、下記13品です。
・エビスもち豚とひよこ豆のキーマカレー入りサモサ
・由良のサザエと原木椎茸のグラタン
・鳥飼のサゴシの燻製リエット+CHiQのパン
・エビスもち豚とOFGの伝助鴨のテリーヌ
・北坂養鶏場の親鶏ミンチとケールのオムレツ
・我が家の坊ちゃんかぼちゃのグリル
・島ノ環ファームのパプリカのガパオ肉詰め
・室津の太刀魚のグリル
・西洋野菜園のあやめ蕪の甘酢漬け
・エビスもち豚モモ肉のボイルハム
・春菊、ルッコラ、パクチーのサラダ
・福良のサバフグと鱧、大根と柿のトマトソースパスタ
・椚座牛の煮込みハンバーグ。
なんとこの90%以上が淡路島の食材でできています。

「食のわ」の神瀬さんのケータリングを見ると、ワッと歓声が。

淡路島の海の幸、山の幸をふんだんに使い、また見た目も美しい、心のこもった料理に舌鼓をうちました。

森のようちえんで、これからの子育てについて考える

心もお腹も満たされたあとは、ウェスティンホテル淡路で一泊。一夜明けて、ツアー二日目は、淡路島の食材をふんだんに使った朝食バイキングに興奮したあと、淡路島(淡路市)の大自然にある保育施設「森のようちえん まんまる」へ。

「森のようちえん まんまる」があるのは「淡路島マンモス」というペンションの森の中。ここで主宰者の佐藤明希さんと参加者親子が一緒に野遊び体験を行いました。

初めての焚き火にどきどきしながら薪をくべてみたり、ヤッホーテラスによじ登ったり。

最初はドキドキでも、子どもの順応性と習得性は速い!

大人気のヤッホーテラス

子どもはもちろん、大人も乗って遊べます。

森の中ってなんでこんなに気持ち良いのでしょう。あちらこちらで自然に笑みがこぼれてました。

子どもはみんな大好き!どんぐり拾いもし放題

「森での遊びは、極力ノープランで。その瞬間に宝を見つけ、最大限楽しむのが醍醐味」。そんな風に話す佐藤さんは、「リース、作ろうか?」と突然の提案。すると、なんと子どもをそっちのけに、大人がリース作りに夢中に。木のツルや紅い実や葉を探し、拾ってはリースを作り始める大人たちの姿を横目で見ながら、子どもたちは自然に自分たちの遊びを見つけて遊び始めるのでした。

森のようちえん まんまる主宰の佐藤さん。「大人が真剣に遊ぶと、大人の目から解放された子どもは自然と好きなように遊び出すんです」

森でひとしきり遊んだ後は、下の広場に降りて「ラ・ウーベ」さんの手作りお弁当を。

大人たちは回り道、子どもたちはロープで近道。

下の広場はさんさんとお日さまが降り注ぐ絶好のランチ会場

「ラ・ウーベ」さんのお弁当でランチタイム

広場でも火を囲んで移住や淡路島の物件探しについても話が飛び交います

大人たちが会話とお弁当を楽しんでいる間、すっかり仲良くなった子どもたちは思い思いにここでも遊びます。本当に自由で楽しそう。大人たちはいつもとは全く違う子どもたちの姿や表情に驚くやら、見惚れるやら・・・。

そこにあったものを自分たちで運んで、新しい遊び場が完成! 子どもたちの創造力は本当にすごい。

あっという間の短いひとときでしたが、大人も子どもも、のびのびと過ごすことの楽しさと大切さ、そこから生まれる想像力と創造力のすごさを実感してもらえたようでした。

このあと一行はバスで神戸に戻り、コワーキングスペースでの振り返りの後、解散となりました。一泊二日のツアーはお天気にも恵まれ、芦屋・神戸・淡路島をより近くに感じてもらえたと思います。今回のツアーに参加できなかった皆さんも、ぜひ実際に足を運んでみてくださいね。ご希望の方はお問い合わせいただきましたら、可能な限り、今回のコースや各見学施設等のご案内をさせていただきます。

この暮らし体験のナビゲーターについて

時友真理子

お住まいのエリア:淡路市
職業・所属など:ライター、淡路島の食材の通販サイト運営

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